学科紹介
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栄養士について
「食」と「健康」のスペシャリスト。給食管理や栄養指導など食を通して、
人々の健康で幸せな生活を支援するエキスパートです。
栄養士とは、科学的な知識、技術に基づいて給食管理や栄養指導を行う専門職。厚生労働省認可の養成校で2年以上の知識と技能を修得することが、唯一の免許取得の方法です。卒業後は、医療機関、介護・児童福祉施設、小・中学校、企業など、食と栄養に関わる幅広い分野で活躍できます。さらに、3年以上の実務経験の後に、管理栄養士としてステップアップを目指す人も増えています。
栄養士科の特長
実践的な教育でプロの栄養士を目指します。
卒業と同時に「栄養士」免許を取得することができます。また、短期大学卒に準ずる「専門士」の称号が付与されます。 本学科は、専門的な知識に裏付けられた実験・実習、実務指導などに重点を置いた教育により、実践力の強化に努め、人々の健康増進と食生活の改善指導を使命とする栄養士の養成を目的としています。
カリキュラム
栄養、食品、衛生などの専門的な知識とともに、調理の技能を身に付けます。
食と栄養に関する実践的な学びが基本です。
栄養士養成教育は、『社会生活と健康』『人体の構造と機能』『食品と衛生』『栄養と健康』『栄養の指導』『給食の運営』という6つの専門教育科目で展開されます。生物、化学関連の科目が多く講義と実験があります。調理実技は基礎から応用へと発展し、給食実務を想定した大量調理の実習も行われます。本校ではこれらの必須科目に加え、時代のニーズを反映した特別講義、現場でのコミュニケーション能力を高める人間教育に力を注いでいます。基礎教育科目については、他大学等においてすでに単位を修得済みの学生を対象とした、既修得単位認定制度もあります。
2年間の学びの流れ
時間割例 ※1限目開始時刻 9:00 4限目終了時刻 16:10
1年後期 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
---|---|---|---|---|---|
1限 | 食品学実験 | 栄養指導実習1 | 給食管理基礎実習 | 解剖生理学実験 | 調理学実習2 |
2限 | 食品学実験 | 栄養指導実習1 | 給食管理基礎実習 | 解剖生理学実験 | 調理学実習2 |
3限 | 臨床栄養学総論 | 給食経営管理論 | 給食管理基礎実習 | 生化学実験 | 応用栄養学 |
4限 | 食品学実験 | 生化学 | 生化学実験 | キャリア支援講座 |
2年前期 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
---|---|---|---|---|---|
1限 | 栄養指導実習2 | 調理学実習3 | 給食管理実習 | 臨床栄養学実習 | |
2限 | 栄養指導実習2 | 調理学実習3 | 給食管理実習 | 臨床栄養学実習 | |
3限 | 現代社会学 | 栄養指導論2 | 給食管理実習 | 献立立案 | |
4限 | 臨床栄養学各論 | 食品衛生学 | 栄養士特論 | 公衆衛生学 |
専門教育科目
調理学実習
調理の基本的な技術を身につけ、
幅広い調理力を養う実習です。
日本・西洋・中国料理を通して食品の調理性に関する実践的知識と調理技術を基礎から応用へと身につけます。そのほか、季節の行事食や郷土料理、世界各国の料理も実習を通して学び、食育を担う栄養士に恥じない知識をも修得します。
給食管理実習
献立作成や大量調理を通して給食サービスに必要な技術を身に付ける。
病院や学校などで出す給食(大量調理)は、調理法やスピード、衛生への配慮が求められます。実習では、献立作成から実施、評価までの一連の実務を通して、給食運営の基本的な技法を学ぶとともに、判断力と応用力を培います。
食品衛生学実験
さまざまな実験を通して食品の衛生検査の手法を習得する。
食品の衛生検査を行う場合の基本的な手法と技術の習得、および得られた結果について正確な判定ができる能力を育てます。また、食品衛生の知識を人々に広める意義・目的を学び、そのリスクコミュニケーションを実践します。
臨床栄養学実習
栄養管理、栄養指導の立場から治療に参加できる能力と技術を育成。
糖尿病や肥満、高血圧など疾患に対応した栄養管理の理論と方法を学んだ上で、実際の献立作成や、それぞれの疾患に対して治療効果の高い食事提供のための知識と技術を、実習を通して体得します。病院や介護施設などで実践できる技術だけではなく、病気予防の食習慣についても理解を深めます。
献立立案
どんなシーンにも対応できる
「献立立案力」を身につけます。
献立作成に必要な基本的知識をしっかり身につけ、生活習慣病予防や健康増進を目的とした「献立の作成・提案」ができることをめざします。また学校給食や病院給食など集団を対象にした給食においては、ライフステージや疾病の治療の一環であることなどを考慮し、「個」のニーズに対応した展開献立が作成できることをめざします。
特別調理実習
卒業後に価値を実感できる、徹底的に「現場」をイメージした実習。
特別調理実習の3本柱は、「真空調理」・「介護食」・「オリジナルメニュー実習」。介護が必要な方の状況に合わせ、健康的な食生活を目指した食事作り・献立作成ができる応用力を身に付けます。現場経験教員による指導のもと、最新の給食現場の情報を反映して、実務に即した実習を行います。
食育指導
食育活動により、人とのコミュニケーション能力を高め、全世代の健康を『食』から支援できる栄養士として実践力を身につけます。
栄養士は健康増進に役立つ食生活を多くの方に伝える『栄養の指導』ができる国家資格。これまでに学習した知識や技術を活用し、子どもから高齢者までのあらゆる場面で健康を支える『食』や、食文化継承推進をするための実践的な指導力を会得します。
栄養士特論
栄養士に必要な知識の底上げを図り、栄養士実力認定試験の高得点獲得を目標にした授業です。
各科目担当がオムニバス形式で指導にあたり、個々の苦手分野を克服できるよう支援しています。これまで学習した内容の理解度を実感して自信につなげ、学習の好循環を芽生えさせることを目指しています。
スポーツ栄養論
アスリートの栄養管理スキルは、すべての栄養指導に活用できます。
スポーツに応じて有効的にアスリートの身体を作るには、運動・栄養・休養という健康三要素の質とタイミングが重要となります。トップアスリートの食生活や身近な体験を事例にし、栄養指導業務に携わる職業全般に活かせる内容を学びます。スポーツ栄養論は、運動と栄養を絡めて考える応用栄養学です。
施設・設備
取得できる資格
1.栄養士
卒業の要件を充足し教育課程に示された栄養士免許に必要な科目の単位を修得すると、栄養士免許証の申請資格が与えられます。
2.専門士(衛生)
文部科学省の規定に準拠した専門学校において、卒業に必要な単位を修得すると与えられる称号であり、四年制大学へ編入する際に必要となる資格です。
3.食育栄養インストラクター(全国栄養士養成専門学校協議会認定)
栄養士科の在籍者で、卒業の要件を充足し、かつ教育課程に示された必要な科目の単位を修得のうえ、全国栄養士養成施設協会認定栄養士実力試験を受験し、「認定A」を取得した者には、申請手続き終了後、食育栄養インストラクター資格が授与されます。
管理栄養士への道のり
卒業後、栄養士として3年以上の実務経験を経て、管理栄養士の受験資格が得られます。本学科では、将来管理栄養士を目指す学生を対象に、管理栄養士特論を開講しており、管理栄養士の合格者数は全国有数であります。また卒業生に対しては、管理栄養士受験対策講座を開講し、卒業後のサポートも万全です。
管理栄養士国家試験サポートセンター
管理栄養士国家試験サポートセンター
学生VOICE
Q この学校を選んだ理由は?
資格取得にはどのような知識や技術が必要なのか、よく分からなかったのですが、名古屋文理栄養士専門学校のオープンキャンパスでは、細かな説明をしていただき、よく理解できたので入学しました。
Q 楽しみにしている授業や実習は?
先生方は細かく指導してくださいますし、質問にも親身に回答してくださいます。何でも聞きやすいので、知識や技術も身に付きやすいです。特に、毎回新しい料理について学べるので、調理実習は大好きです。
Q 栄養士を目指すうえで心がけていることとは?
栄養士に必要とされる知識や技術を学ぶうち、もっと自分から行動しなくてはいけないと感じるようになりました。より積極的に行動し、知識や技術とともに実践力を高めなければと思うようになりました。
Q これからの目標を教えてください。
管理栄養士の資格を取得し、専門的な分野に関する栄養管理についても学びたいと思っています。特に、スポーツ栄養学や、アレルギーに興味を持っていて、こうした分野で活躍できる管理栄養士になりたいです。
教員紹介50音順
出前授業のご案内
名古屋文理栄養士専門学校の教員が担当する講座、
食・栄養・健康に関する出前授業を実施いたします。
個人・団体は問いません参加者10名程から承ります。
内容等はチラシをご覧いただき、お気軽にお問合せください。
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